Shufflepuck Cafe

(シャッフルパック・カフェ)

エアホッケーゲーム。2006.1.4記

 基本は主観視点のポンで、全てマウスを使って操作します。サーブは交代制で15本先取。メインメニューは妙な面々が睨みを効かせている味のあるもので、一期一会の他にトーナメントにも参加できる。以下各キャラクターの特性について。

バーテン DC3-ALSO
 レトロなデザインがマニアの琴線に引っかかるロボット。AIのパラメータを自由に調整して対戦できるので、理不尽でない強さにするのがいかに大変か学べます。ちなみにデフォルトのセッティングではSkipよりも弱い。

1人目 Skip Feeney
 パッケージやAtari版だと見た目がアメリカンナードです。こいつは恐ろしく弱いのでさっさと倒して次に行きましょう。ちなみに職業はランドリーでドレスシャツを段ボールに入れる係だそうな。

2人目 Visine Orb
 丸顔の生き物。マニュアル曰くHe has a great sense of humourだそう。その解説に違わず、常にパドルを超高速で左右に往復させる以外は何もしません。こいつに打たせると大抵帰ってくるのが遅すぎて憂鬱になるので、さっさと勝ちましょう。

3人目 Vinnie the Dweeb
 大学生だとか? 特に目立つ点も無いが、このあたりからは真っ直ぐスマッシュする技術を体得しないと面倒かもしれません。横に対して過剰な力をかけるとまぐれ当たりを許すことになります。

4人目 Lexan Smythe-Worthington
 カクテルを片手に持ちながら対戦する、人を舐めくさったキャラ。普通にやってる分にはガードが固くてなかなか決着がつきませんが、右片手なせいで左手に対するスマッシュに対しては脆弱そのもの。

5人目 "The General" Eneg Doowtrop
 エアホッケー台に居座りガン飛ばしてるエイリアン。軍服はただのファッションで一般人らしい。こいつはBiffの次に強く、妙な個性は無いが堅実なプレイをしてきます。スマッシュする前はパドルを手前に寄せるので、敵の動きをよく見ておくこと。

6人目 Neural Ttoille
 怪しすぎるいでたちの相手。たまに腹から正体不明の生物が顔を出すので多分着ぐるみのバイトでしょう。普段は適当にパドルを往復させているだけですが、常に同じ速度で打ち返して来るので半端な速度で打つと大変な目に遭います。落ち着いてパドルが離れた瞬間にスマッシュすれば完封できる相手。

7人目 Princess Bejin
 PSIを使う怪女。サーブする時まともにパドルも使わず、なんとパックをテレポートさせるという姑息な手を使います。こいつの使うパドルは横幅が無さすぎる(正方形に近い)のでそれほど強くはありませんが、こちらがサーブする時は真ん中で待機しているのでスマッシュ先制が難しい。マウスのスピードに注意。

8人目 Biff Raunch
 胸毛が深いラスボス。普通に強く、普通に勝てません。こちらがサーブする時はパドルを中央付近で周期させているので、反対側にパドルが行った時を見計らいスマッシュして確実に一本取りましょう。相手のサーブではスマッシュ対策に相手パドルと線対称に待機します。理不尽な強さではないので、とにかく頑張りましょう。こいつに勝てばチャンピオンです。

 そしてBiffに勝つと……チャンピオンボードに名前が載りますが、それ以外は特に何も起きません。このゲームはシンプルで身も蓋もない事を書くと飽きるのも早いのですが、マウスを上手く活用した操作はよくできていて、他の類似ゲームと比べても優秀な出来です。実際ファミコン版もあったのですが、1/0入力ゆえに一定スピードでしかパドルが動かせず(それに合わせて敵の強さも調整してありましたが)面白くない代物でした。

 マウスに強く依存したゲームというと、昔あったしりあがり寿デザインの寿司をサーブするゲームとか、かなりシビアな操作が要求されそうなイメージがありますが(けど、初期のFPSではマウスを使う人のほうが少数派でしたね)この作品は割と理解が早いのではないかと思います。ちなみに画面デザインはKlax似(同じDoMarkのゲーム……)。

2007.11.9

 珍しくこのゲームを紹介しているサイトがありました。超難ゲーム扱いですが、確かにファミコン版のBejinはブロック能力が高すぎてとんでもない強さでしたね。けどBiffはこちらがサーブする時直進すると少しの間打ち合いになるので適当な頃合を見計らって左右に振ればほぼ100%勝てたりと、なぜか弱体化していました……。

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